少し前に書いた記憶があるが、中学時代に英語弁論大会(暗唱の部)に出たことがある。
大会の前日、学校に近いホールを借りてリハーサルをした。
観客は出場する3人と英語の先生3人ぐらい。緊張する人数でもない。明日はもっと多くの
観客がいる。
なのに途中で頭真っ白、約4分と短いのに全く思い出せない。
さすがに先生が途切れた部分を教えてくださったので、そこから無事再開できたのだが…
これを翌日の本番でまたやってしまったらどうしよう!?
不安と悔しさでボロボロ涙が出た。
幸いカンペ持ち込みOKとのこと。本番は持参することにした。
この話は母は知らないはずなのに、当日の朝に家を出る前に
「あがらない(緊張しない)薬あげる」
と、母が最近封を開けた飴をひとつくれた。母が舐めてるの知ってるんだけど…まあいいか
気休めに向かう途中に口に入れてなめなめ。
いざ本番。カンペを用意したのは私だけだったが、一度も使わず乗り切った。
もちろん途中でつまずきもなく。
「Kさん、O型でしょ。本番に強いから」
前日の失態を知る先生からねぎらいを。本番に強いかどうかは別としてO型は当たってる。
もしかしたら、あの飴が効いてたのかも知れない。なんて。
自分の子供の小学校受験の際、緊張をほぐすために普段はあげない「まほうのあめ」を
与えて無事お受験を突破した話を聞きながら、自分にとってのまほうのあめはこれだったな
と思い出した。
ちょうど18年実家にいて、高校受験・公務員試験・部活の試合・それから弁論大会
何度か緊張する機会はあったが、まほうのあめをくれたのはこの1回だけ。
なぜだろう??先生からあのリハの失敗を耳にしたのだろうか??
ところで、弁論大会で暗唱した文は今でも覚えているのかと…内容はもちろん覚えているが
最初と最後だけは今でも言えた。あれから36年か、若いときは脳が柔らかいからすごいな。
2025年03月07日
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