今年の6月だったか、母が墓じまいの相談で日暮里に来るのでお供した時
「9月で店を閉めようかと思ってる」と聞かされた。
ああそうきたか…そんな遠くない未来のことだとは予想していたが、消費税増税の手続きは
難しく、売り上げも落ちてるし、持病を抱えた母は80歳を過ぎ、去年の秋には生死を分ける
ような大病をして、もうそこまでして続けなくてもいいのでは
そうだね私もそれがいいと思う、とだけ返事しておいた。話もそこで終わった記憶がある。
今月に入り姉から9月末で廃業すると知らされた時は、わかってはいたがやはりショック…
祖父が須賀川の酒店で修業して独立し開いた店を0年として、今度は父が独立して開いた
店をつなげ、姉が3代目で今日までとして第1子だった父が生まれた時にはあっただろうから
82年は続いたことになる。大盛況だった時代も目にしてきた。
「お金よりも休みが欲しい・とあの頃は思ってた」と母は笑って言っていた。
正月しか休ま(め)ず、初めて休店したのは祖母が死んだ時で、当時私は中学生だったが
いつも開いている店が閉まっていることが怖かったことを覚えている。
「震災の駆け込み需要時より在庫が減ってて驚いた」と叔父は言っていたそうだが、明日
からはずっと、店は閉まったまま。
今日20時をもって閉店した、と姉からメールが来た。
店が開いてる最後の姿を一度見ておきたかった、とも思うがもう遅い。
母はこれから趣味に没頭できるかな。姉は再就職が早く決まるといいのだが。
その前に残務整理三昧だって(苦笑)長いこと本当にお疲れ様。
2019年09月30日
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