2025年03月07日

まほうのあめ

少し前に書いた記憶があるが、中学時代に英語弁論大会(暗唱の部)に出たことがある。
大会の前日、学校に近いホールを借りてリハーサルをした。
観客は出場する3人と英語の先生3人ぐらい。緊張する人数でもない。明日はもっと多くの
観客がいる。
なのに途中で頭真っ白、約4分と短いのに全く思い出せない。
さすがに先生が途切れた部分を教えてくださったので、そこから無事再開できたのだが…
これを翌日の本番でまたやってしまったらどうしよう!?
不安と悔しさでボロボロ涙が出た。
幸いカンペ持ち込みOKとのこと。本番は持参することにした。

この話は母は知らないはずなのに、当日の朝に家を出る前に
「あがらない(緊張しない)薬あげる」
と、母が最近封を開けた飴をひとつくれた。母が舐めてるの知ってるんだけど…まあいいか
気休めに向かう途中に口に入れてなめなめ。
いざ本番。カンペを用意したのは私だけだったが、一度も使わず乗り切った。
もちろん途中でつまずきもなく。
「Kさん、O型でしょ。本番に強いから」
前日の失態を知る先生からねぎらいを。本番に強いかどうかは別としてO型は当たってる。
もしかしたら、あの飴が効いてたのかも知れない。なんて。

自分の子供の小学校受験の際、緊張をほぐすために普段はあげない「まほうのあめ」を
与えて無事お受験を突破した話を聞きながら、自分にとってのまほうのあめはこれだったな
と思い出した。
ちょうど18年実家にいて、高校受験・公務員試験・部活の試合・それから弁論大会
何度か緊張する機会はあったが、まほうのあめをくれたのはこの1回だけ。
なぜだろう??先生からあのリハの失敗を耳にしたのだろうか??

ところで、弁論大会で暗唱した文は今でも覚えているのかと…内容はもちろん覚えているが
最初と最後だけは今でも言えた。あれから36年か、若いときは脳が柔らかいからすごいな。
posted by アパート管理人 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする