戦争を知っている世代が、当たり前だがいなくなってきている。
やがて1945年8月15日より前に生まれた日本人がいなくなる時が来る。
私と主人の祖父は2人とも太平洋戦争で(多分)陸軍の通信兵で戦地に赴くことなく無事
帰ってきた。
そして2人から戦争の話は一切聞くことなく…。この話は本人からでなく人伝手で。
主人は遠方であまり会う機会がなく、聞けなくても仕方ないが、私はべったりなついてて
毎日のように会っていたのに、今思えば本当にもったいないことをした。
祖父が思い出したくない、話したくなかったというなら仕方ないが。
そういや戦前生まれ(昭和13年生まれ)の父からも、一度も聞いたことなかった。
一方母(昭和14年生まれ)はごくたまに。
姉の話だとここ数年、TVで戦争や1964東京オリンピックの話題になると、この時はああ
だったと話すことがあり、それがとても興味深いらしい。
戦後の食糧難時代に育ち盛りだったから、食べ物を残したり粗末にするとそりゃあ怒られた
なので私は食べ残しはまずしない。飲み会で私のいるテーブルだけがきれいさっぱり
なくなる(飲まないってのもあるんだけど)店員さんが感心してくれた。
あ、でも今週中華料理店で…ごはんなしでってお願いすればよかった、ごめんなさい。
私も母が元気なうちに話を聞きたいが、今帰省したくても来ないでって言われるだろうし。
経験してる人とそれを聞いて伝えるのとでは、リアル感が違う。う~残念。