無事退院したが、主人が首と背中にできた腫瘍の手術をした。これで3回目。
ドラえもんの四次元道具「バイバイン」と一緒で、取りきらないと増え続ける。
ただしスピードはバイバインと違い、個人差があるが。
前回はドイツW杯の最中だったので11年半前。
私の勤務先のドクターに術中の写真を見てもらったが、かなり際どいところまで取って
下さったにもかかわらず、動脈や手を動かす神経付近はやはり取りきれず増えてしまい…。
前回まで執刀していただいた先生が「がん研有明病院」に異動したので今回も先生を頼って
そちらへ。
1度目の手術で「2度とやりたくない!」と悲鳴を上げたのに3回目…先生申し訳ありません
病院名を見てピンときた方、特に大宮サポに多いでしょうが、そう!
タイシが手術した病院、しかも同じ整形外科、タイシにとっては死神に見えたであろう
(「骨肉腫でした」と断言したのがこの先生)「チームA」キャプテンが主治医。
「タイシも同じフロアに入院してたのかな」とちょっとワクワクしていた主人。
う~ん、向こうは個室だろうからねぇ、同じ階の反対側だったかもね。
前回までの東京医科歯科大病院では、手術当日はエレベーターホールでお別れ(任意)
歩いて移動し「いってらっしゃ~い」と手を振って見送った。
がん研は「手術室前まで付き添っていただきます(強制)」
ドラマに出てくるような、ストレッチャーに乗せられ
「ああ行かないであんた~!!💦」
と直前まで手を握り…ではなかった。
同時刻にもう一人、こちらは奥様が手術で、付き添いのご主人と皆で歩いて手術室前まで
移動し2人で「いってらっしゃ~い」と手を振って送り出した。
13時30分に送り出し、キャプテンから電話が来たのが18時。長かった~!!
来られなかった義母から何度もメールが届く。
MRI画像を見ながら解説していただいた。今回も首の方は取りきれない、取りきったら手が
動かなくなる可能性大・とのこと。今後も共存。
大宮―国際展示場間で約1時間、乗り換えなしで行けるのはありがたいが、私の体には
ダメージが来ているらしく、とある日の帰りはやたら生あくびが出て武蔵浦和辺りでどう
にもつらくなり、大宮まで頑張って乗るか次で降りようか迷ったが、私のせいで「乗客に
急病人発生したせいで遅れ」なんて絶対イヤ!
そこへ停止信号でしばし停車…外見も考えずしゃがんだらすっかり楽になった。
手術当日は院内で待っている間座りっぱなしで、足がむくんでだるくて仕方ない。どうにも
つらかった。
病院の帰りは必ず車内で具合が悪くなる。
病院て場所はそれだけで私にとってストレスになるらしい。
見舞いへ行った日はいつもヘトヘト…そのくせ仕事先が医療現場だけど。
見舞った日に群馬でヘリ墜落事故発生。
羽田にある新聞社の取材用ヘリ格納庫からだろう。日テレとCXも?
ヘリコプターが何機も、皆同じルートをうるさく飛んで行った。
こうして無事退院できる人がいる一方で、病院で亡くなる方もいる。退院の見通しの
立たない人もいる。今回11日間の入院。つくづく健康っていいなと思う。